注目される最終戦の勝利争奪戦

 このように追う2組が勝利を目指すように、今季不振と言われたチームも汚名返上のために、この最終戦鈴鹿で勝利を狙ってくるだろう。これまでマシン・パフォーマンスの不足で苦戦したNo.18 TAKATA童夢NSXの道上/フィリップ組、今季は勝てそうで勝てない戦いに終始したNo.12 カルソニックIMPUL Zの井出/トレルイエ組は、その筆頭だろう。まして、この2台は、昨年のこのレース、ゴール2周前に接触し井出組の勝利、道上組の2位と明暗を分けているだけに、"決着"を望むところだろう。
 この他にもNo.36 WOODONEトムススープラやNo.3 G'ZOX・SSR・ハセミZ、No.8 ARTA NSX、No.100 RAYBRIG NSXなど、そして今季あと一歩で勝利を逃しているNo.25 ECLIPSE ADVANスープラやNo.35 イエローハットYMSスープラなども、悲願の勝利を果たしたいところ。
 こういったチームが優勝争いに捨て身で加わることで、チャンピオン争いのポジションにも変動が出るだろう。誰もが緊張感をはらんだ緊迫のレースになることは間違いないだろう。